BW時代のポケモンEXを今の環境に照らし合わせるシリーズ（３）

◆BW時代のポケモンEXを今の環境に照らし合わせるシリーズ（１）・・・草
http://inachan1.diarynote.jp/201411072203378347/

◆BW時代のポケモンEXを今の環境に照らし合わせるシリーズ（２）・・・炎
http://inachan1.diarynote.jp/201411080953113821/


仕事が忙しく、ポケモンカードにも触れる時間がほとんどなく久しぶりの日記になりますた。

そうこうしているうちに、年末になって、XY5も近くなりますし、公式ではBWのレギュ落ちも進んでくるでしょうけど、マイペースで行きます。

次は、水です。


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◆キュレムＥＸ
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/28659

「げきりん」（無無）のほうは、３０＋このポケモンのダメカンの数×10ダメージ追加ってことで、キュレム(BW2)のげきりん強化版ってことで、ＨＰの高さもあって壁性能としてはそれなりに優秀ですよね。

ダブル無色（もしくは、他の色）前提と考えれば、必ずしも水デッキじゃなくても一応入れられるところは、XYシリーズになってもなお使える余地があるかと思います。

一方、「ギガフロスト」（水水無無）のほうは、１５０ダメージ＋水エネ２個トラッシュですから、ワザのエネコスト自体は炎ＥＸの「レシラムＥＸ」「リザードンＥＸ」と同等ではありますが・・・

水デッキは炎デッキに比べて加速手段が貧弱で、最初のワザに持ち込むまでの手段とトラッシュからの水エネ回収からの再加速までを考えると、現状では実質的にカメックス(BW6）の特性「ばくりゅう」とグッズ「スーパーエネルギー回収」なしでは厳しいのではないかと。

そう考えると、純粋な水デッキとして考えたとき、このキュレムＥＸが主力級になるかというと、他にも優秀な連中（ケルディオＥＸやキュレム(BW8）がいることを考えれば微妙ですかね。XYシリーズになった今でも、このあたりは特段変わらないように思えます。


◆キュレムＥＸ
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/27574

もうひとつのキュレムＥＸですね。

コッチは、上のキュレムＥＸよりもさらに性能的に？？？が付きます。

「いてつくつばさ」（水無無）は、６０ダメージ＋相手の特殊エネトラッシュはまあいいと思います。

XY環境になってからというもの、特殊エネ採用率はメチャメチャ高いですからね。デッキによっては刺さります。

３エネワザやってまで使う価値があるかと言われれば微妙ですが。それなら素直に改造ハンマーとかでいいんじゃないかという疑念がよぎります。

そして、「ヘイルブリザード」（水水無無）は、１２０ダメージ＋次の番このワザを使えないですから、この性能だったら、ＥＸじゃないプラズマのキュレム(BW8）のほうがいいです。

というより、キュレム(BW8）が壊れ性能なんです。
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/28580

まあ、ポケモンカードとて人間が開発するものですから、このキュレム(BW8）のように、ゲームバランスが想定以上に崩れるカードがたまに出てくるというのも致し方なく、そのへんはXYになってからの鋼タイプ強化などで潰しにかかろうとしているのでしょうけど・・・。

そんなわけで、BW環境でもXY環境でも、こちらのキュレムＥＸをあえてデッキに採用しようというのはなかなかないんじゃないかなあと私は思います。


◆カイオーガＥＸ
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/27515

BWの頃の残念ＥＸとして名高いカイオーガさんですが・・・

次のXY5では、ゲンシカイオーガも出ますから見ておかないわけにはいきません。

「スマッシュターン」（水無）は、３０ダメージ＋望むならベンチポケモンといれかえということで、逃げる４という重さはこれで多少はカバーできますね。

エネが全くついてない状態でフラダリされると立ち往生ですが。

「デュアルスプラッシュ」（水水無）のほうは、ポケモン２匹に５０ダメージずつということで、「２つ目のワザでたった５０ダメージずつかい！」というこの迫力の弱さが残念ＥＸたるゆえんだったのかもしれません。

BW時代は、「ポケモンキャッチャー」全盛の時代ということもあって、なおのことでしょう。

さて、XY環境ではどうでしょう。

ベンチ攻撃を封鎖する「バリヤード」「マウンテンリング」というマイナス要因がある一方で、「ポケモンキャッチャー」がコイン判定になって「フラダリ」というサポートになったことや、「みがわりロボ」という厄介なものが誕生したことに伴う対策カードとしてのプラス要因もあるので、そこは相手のデッキ次第ということで、BW時代と比べてプラマイゼロないし若干のプラスという感じでしょうか。

そんなことより、何よりも一番気になるのが、次に出てくる「ゲンシカイオーガＥＸ」のたねとしてコレが使えるのか・・・というところです。

もし使えるのだとすれば、ゲンシカイキ前のスペックとしてはまあ悪くないと思うんですが。

ただ、BW以降というレギュレーションならばともかく、公式バトルなんかでは、

「BWのカイオーガさんは、レギュ落ちですので・・・」

という非常な戦力外通告というシナリオが明らかに見えるだけに、このへんは残念ＥＸのままおわるのですかねえ。


◆フリーザーEX
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/28240

これまたビミョーなＥＸが。

「ふぶき」（水無無）は、６０ダメージ＋ベンチ全員に１０ダメージずつというこちらのワザはまずまずとしても・・・

「フロストプリズン」（水水無無）は、８０ダメージ＋プラズマエネがついていたら相手のバトルポケモンをマヒにする、ということでせっかくのダブル無色対応が台無しです。

プラズマエネ用意しないとマヒにできず、ただの８０ダメージですから、４エネワザでこれはあまりにも・・・というところです。

炎デッキと違いエネ加速手段が乏しいので、似たような兄弟でも「ファイヤーＥＸ」にすら劣ると言わざるを得ません。

というわけで、個人的には戦力外通告を。


◆ケルディオＥＸ
http://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/28829

水ＥＸと言えばコレ！
というくらいのエース級ですね。

特性「かけつける」とグッズ「かるいし」で「かけつケルディオ」は、いろんなデッキに適用できますから、水デッキ以外の置物性能としても最高クラスですね。

これも壊れ性能ということで、殿堂ではポイントついているようですが、そりゃあそのくらいの対応措置は必要だと思います。

「しんぴのつるぎ」（無無無）は、５０ダメージ＋ついている水エネの数×２０ということで、水デッキならアタッカーとしてもそこそこ使えるのは証明済み。

XYになっても猛威を振るっている「かけつケルディオ」ですが、最近になって「ジャミングネット」「ヘッドノイザ―」が出たので、ようやく少しはこの壊れ具合に歯止めが掛かるのかなあ。

かけつケルディオしたいデッキというのは、ケルディオＥＸのワザを期待しているわけではないでしょうから、「ジャミングネット」「ヘッドノイザ―」で邪魔されて「かるいし」が貼れなかったら、ただの足手まといＥＸですからね。

むしろ、この壊れ性能のかけつケルディオをどうしたら潰せるか？ということを一生懸命考えた末に出てきたのが「ジャミングネット」「ヘッドノイザ―」というカードではないかとすら思えます。

個人的には、ゲームバランス的には、かけつケルディオはもっと潰しにかけにいってもいいと思うのですが、どうでしょう。

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